2018/01/11 13:42
古くから、お茶に親しんで生活してきた日本の人々。
お茶にまつわる古くからの風習は様々ありますが、その中でも新年にいただくおめでたいお茶が大福茶(おおぶくちゃ)です。
新年を迎えた日、朝一番に汲んだ水で湯を沸かし、茶を淹れます。
無病息災で1年を過ごせるように、平安時代から長く伝わる風習です。
天暦年間(947年~957年)に京都に悪疫が流行した際、踊り念仏の開祖である空也上人が庶民に茶を煎じてふるまい、これが効いたのか、悪疫が治ったと言われています。
当時の村上天皇にも献ぜられたたため、王服茶・皇服茶と呼ばれ、庶民にも福を与えたところからのちに大福茶の名が生まれました。
大福茶の中には、新年のめでたさと幸福を願って、福梅・結び昆布など縁起の良いものをお好みのお茶に入れて飲みます。
Needle to Leafでは、大福茶にオススメなのは、hinome てん茶葉脈。
本来緑茶は熱湯で淹れると味が落ちてしまいますが、このhinome てん茶葉脈は熱湯で淹れても美味しくいただけます。
梅干しや昆布から風味を出すためには、ぜひ熱湯で淹れるのがオススメ。大福茶にぴったりのお茶です!
湯のみに、梅干し(本日は乾燥したもの)、結び昆布を入れ、沸かした熱いお湯で淹れた、hinome てん茶葉脈のお茶を注ぎます。
この大福茶と一緒に合わせたのは、花びら餅。
裏千家の初釜で出されるお菓子としても知られてる、新年にいただくおめでたいお菓子です。
花びら餅は、柔らかいお餅や求肥に白味噌のあんと甘く煮たごぼうをを包んだお菓子です。中に白味噌が入っていることから、お雑煮に見立てられているそう!
新年のお茶、いかがでしたか?日本古来から伝わる、新年ならではのお茶とお菓子の楽しみを是非味わってみてください。